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造作(ぞうさく)

造作(ぞうさく)_f0289033_20225577.jpg窯の修理、メンテナンスのことを造作と言う。
窯の内壁は石垣をついて、その上に粘土が打ってある。
内壁は窯出しの度に1000℃の高温にさらされるので、だんだん痛んでくる。
そうすると炭の出来が悪くなってくる。
窯のコンディションが炭の出来に大きく影響するのだ。
そのため定期的に造作をする。
「木を入れるより土を入れろ」と昔からの炭焼きさんはよく言う。
造作は手間のかかることだからと面倒くさがってやらずにいると、
結局は品質の落ちる炭をたくさん焼く羽目になって、
大損するよという意味です。

本格的に造作するときは、石垣がむき出しになるまで古い粘土をはがして、
新しい粘土を打ちなおす。
そうでないときは、粘土をはがさずその上に新たな粘土を打っていく。

今回は、古い内壁の上に直接新しい粘土を打っていきます。
by binchosan | 2013-06-24 18:55 | 窯仕事

紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com


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