モズのお告げ
2016年 10月 09日
モズが鳴くと台風がもう来んちゅうとよ、この辺りじゃね、と数日前に教わった。
我が家からもっと山に登った集落ではもう鳴いたらしい。
ほうほうほう、これは覚えておきたいと、YOU TUBEで鳴き声をチェックする。
何度も聞いたことがある声だった。
聞いていても、ただの鳥の鳴き声として聞き流しているだけだから、何の意味もなかった音だ。
日々なにかしら見ていても聞いていても、自分にとって意味がないから、
ただ見えているだけ聞こえているだけのものがとても多い。
一度、ご近所の方の散歩について山に行ったとき、
これは春に食べる、あれは胃の薬、、、と目につくもの触れるもの聞こえるもののあれこれ、
名前や用途を教わったけど、量が多すぎてほとんど覚えきれなかった。
たびたびついて行けばいいのだが、目先の仕事に追われて行けないのだ。
ご近所の方のように、目の前の草木や鳥や獣のことを知ることができたら、
この世はもっとカラフルになって面白いんだろうなあと憧れてはいるのだけれど。
今のわたしには出発地と目的地しか見えていなくて、ただ通過するだけになっている。
今日、モズの高鳴きを聞き分けることができた。
もう台風は来ないな、よしよし。
(でも炭窯の近くの方は、モズが鳴くと台風はもう来ないという言い伝えは聞いたことがないそうです)
小窯の写真。
小窯で焚いた薪の炎が本窯に上がっているのがよくわかる。
小窯を使うのは、全国的にもこの辺りだけのようだ。
(妻)
by binchosan
| 2016-10-09 19:45
| 窯仕事