人気ブログランキング | 話題のタグを見る

怪我 その2

怪我 その2_f0289033_20152581.jpg炭焼きの怪我といっても、窯仕事中の怪我はあまり聞かない。

怪我をしないわけではない。

例えば、窯くべのとき、立ててある原木が倒れてくることはよくある。
地面が平らでないし、原木の切り口もまっすぐでないし、
曲がった木も多いので、倒れやすいのだ。
太い木だと50kgとか60kgとかあるから、
運が悪いと、ひどい怪我になる。
私も頭や肩に当たったことがある。でも今のところ打撲ですんでいる。
1本ではなく、まとめて何十本も倒れ込んでくることもある。
それに巻き込まれると、地面に倒されてしまう。これも運が悪いと、ひどい怪我になるが、今のところ、運の良い人の話しか聞いたことがない。
原木を落としたせいで足の指にヒビが入ったことは、昨日書いた。

小窯(炭窯の燃焼室)の扉は鉄製だ。窯焚きのとき、扉で火傷をすることがある。私の右手親指にも火傷の跡がある。

窯出しの際、出したばかりの真っ赤な炭の上に転んでしまうと、大火傷を負う。
窯出し中の大火傷で入院した人の噂を聞いたことがあるけれど、噂だからどこまで本当のことかはわからない。

炭切りが原因のバネ指や腱鞘炎に悩まされる人もいる。

大火傷はともかく、その他は、命にかかわるわけじゃなし、少し行動が不自由になる程度の怪我だから、話題にものぼらないのだろう。
皆が、たびたび経験することでもあるから。

写真は窯くべのために原木を準備しているところを撮りました。この原木を準備する作業のことを木揃えと呼びます。
写真の原木は細いものが多いですね。細くても身体に当たると結構痛いんですよ。




(妻)








by binchosan | 2014-01-30 20:24 | 日々雑記

紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com


by 奥井製炭所