日向の国の備長炭 奥井製炭所 紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com

小窯の意味

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今回の窯は、小窯を使わずに本窯(原木がくべてある窯)のほうで焚いている。
うちの村では、小窯を使って焚くのが普通だが、他所の炭焼きがここにならって小窯を作っても、使わなくなる。
その大きな理由は、窯の回転率が落ちるからだ。
本窯で焚いたほうが窯くべしてから窯出しするまでの日数が、圧倒的に短いのである。
ということは、今まで小窯を使っていた、うちのような炭焼きが、本窯で焚くようにすれば、それだけで生産量を上げることができる、ということなのだ。
これは魅力である。

さて、小窯を使って焚いているのは、全国の備長炭の生産地(和歌山、土佐、宮崎)の中でもここらへんだけだと思われる。
現在70代の人が子供だったときに、岐阜から炭焼き職人が来て、この小窯方式を広めたらしい。
70代後半の炭焼きは、炭焼きを始めた時から小窯を使っていた。
なので、現役の炭焼きで本窯から直接焚いたことのある人はほとんどいないし。現在本窯から焚いている炭焼きは一人もいない。
今は炭焼きはしていないけど若いころ炭焼きをしていて、本窯から直接焚いた経験のある人もいることはいる。
でも、何しろ昔のことだし質より量を優先する時代の感覚に基づいた話なのであまり参考にならない。
残念だが、どういう塩梅で焚いていけばいいのか、答えてくれる人がこのあたりにはいない。
隣町では、小窯を使わずに本窯から焚いているので、そこの炭焼きに聞いてみるつもりである。

逆説的だが本窯から焚くことで、小窯を使う意味がはっきりすると思う。
それによって、小窯を進化させていくことができるかもしれない・・・・とも思う。
小窯は必要ない・・・・ということになるかもしれないが・・・・。






(夫)
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Commented by 油屋さん at 2014-05-09 20:58 x
O家のお二人様

素人には小窯と本窯の違いがよく判らないないのですけどどちらにも

一長一短が有るのでしょうね、生産量が上がるというのは窯の大きさの

違いなのでしょうかね、何事も経験、挑戦は大事ですね。出来上がりが

楽しみですね。ドマは父ちゃんにはついてきませんでしたか?トカゲや

カエル取に夢中なのかな。

ですかね。
Commented by binchosan at 2014-05-09 21:27
小窯というのは、薪を焚くためのかまどです。
本窯は、原木をくべてある場所です。
上の写真では、火が燃えている、その奥には原木があります。
Tさんの膝のあたりに小窯があります。
うちの村では、この小窯に薪をくべるやり方が一般的なのです。
全く同じ炭窯でも、焚く場所が小窯か本窯かの違いだけで、窯くべから窯出しまでの日数が、
1週間以上違ってくるため、生産量のことだけ考えると、本窯焚きのほうが経済的といえます。
うちの村の人が小窯焚きを採用したのは、そちらのほうが失敗した場合のダメージが少ないせいじゃないかと思います。
Commented by 油屋さん at 2014-05-10 21:35 x
ようやっと意味が判りました焚口が違うのですね、小窯で焚く方が多い

と云うことは失敗が少ないと云うことですか?それとも本窯の方が焚き

方難しいのかな?
Commented by binchosan at 2014-05-11 19:34
小窯で焚くのは、うちの村だけで、和歌山でも高知でも隣町でも本窯から焚きます。
うちの村の人がいうのは小窯方式のほうが失敗が少ないということなんですが、
実際のところどうなんでしょうね。
ほかの地域の方は本窯式でちゃんと焼いておられるわけですからね。
小窯式の場合、失敗が大失敗までいかないけれど、
本窯式だと大失敗がありうる、という意味なのかなあと推測しています。
あと、小窯式のメリットは、薪さえくべておけば炭窯を留守にすることができます。
本窯式は炭窯に人がずっといて、薪をくべ続けなくてはいけません。
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by binchosan | 2014-05-08 22:05 | 備長炭 | Comments(4)