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日向の国の備長炭 奥井製炭所 紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com

風邪ひきさんだけど

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「風邪ひきさんだけど、おばあちゃんたちの笑顔のために頑張る・・・」
ハァハァ言いながら、夫が村の直売所に出す半生の樫の焚き物の束をこしらえていた。
休めばいいのに。
明日が雨の予報なので、どうしても今日中に作ってしまわないといけなかったらしい。


こういう焚き物をお金を出して買うなんて、10年前には考えられなかったことなのだろうけど、高齢になって山に行けなくなったとか、雑木を伐るために山に入る人が減ったとかいう理由で、なかなか手に入りにくくなっているみたいだ。
直売所に出したとたん、売り切れてしまう。
これから正月の準備のために焚き物が必要になるお宅は多いだろうから、今のうちから多めに出荷しておいてあげないといけないな、と夫は考えているんだと思う。


うちはカシの幹とか太い枝を炭木に使う。
その残りの細い枝を適当な長さに切ったのがこの焚き物なんだけど、これを作るのは簡単なようでけっこう手間なのだ。
細い枝にはさらに細い枝がたくさんついていて、その先にみっしり葉が茂っている。
みっしり葉の茂ったたくさんの小枝を伐り離して片づけて、というのはなかなか時間を取られるものなのです。
10年前ならまだ家族や親せきに炭焼きや雑木を伐る人がいたから、気軽に「焚き物頼むわ」と言えたけど、今は言える相手がいない。
他人さまに頼むのは、仕事を増やすようで、やはり多少なりとも遠慮が伴う。
味気ないようだけど、こうしてお金で買えるのは助かるみたいだ。
「あんたんとこの焚き物、買うたよー。あれちょうどいいわー。また頼むねー」と近所の人に言われたから。





(妻)









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by binchosan | 2015-12-09 20:21 | 窯仕事 | Comments(0)