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日向の国の備長炭 奥井製炭所 紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com

浮世離れしてきている

ちょっと前にワークタイムバランスの本を読んだ。
小室淑恵「「3人で5人分」の成果を上げる仕事術」という本だ。

炭焼きの場合、人を減らしたかったら機械化を進めるしかない。
ユニックだとかユンボだとかフォークリフトだとかを導入して、人力作業を減らすのだ。
いや、そもそもうちは夫婦2人で回してるから、これ以上の人員整理は無理なんだ。
社会科見学のつもりで時々、よその業界の本も読むのである。

なにがびっくりしたかって、「スケジュールは、15分刻みで立てる」ことを推奨してあったことだ。
終日会社内で仕事をしている人だけではなくて、社外での営業活動とか打ち合わせとかある人も、
移動時間を含めて15分刻みでスケジュールを立てるのである。
この世の中は、15分刻みでスケジュールを組めるほど、機械的に動いているのか、
そんなに人工的な世界で多くの人は生活しているのか、
そこにまずびっくりした。
予想外の事態がほとんど起こらないことが前提になっているんだな。
晴れようが降ろうが風が強かろうが、予定変更をしなくてもいい世界。
うちは家でも炭窯でもいきなり近所の人が来るし、
機械が壊れることもあるし、そうしたらシモの町に修理に下りなくてはいけなくなることもあるし、
仕事のことで誰かに質問をしに行ったら、しばし世間話になることもある。
突然、葬式が入ることもある。
いつもいつも効率よく要領よく仕事を進めることはできない。
そもそも仕事と私生活の区別がないので、仕事だけに集中できるものでもないのである。
だから、そういうもんだという前提で仕事の段取りを組んでいる。

それから、そんな機械的な世界に順応して生きていける人が世の中にはたくさんいるんだ
ということにびっくりした。
15分刻みと言っても、びっちり予定を組んでいるわけではなくて、
隙間時間としての15分も組み込んであるんだろう。
急におなか痛くなったり、来客があったりしても、その15分でうまく対処できるスキルがあるということだ。


でも一番びっくりしたのは、自分だって10年前までは、
機械的にスケジュールを組むことを当たり前と思って生きていたくせに、
今では、えー?世の中ってそんなに機械的に動いているのー?私には無理ーと驚いている、
自分の変わりようだった。
今は、基本的に朝昼晩の区別くらいで大丈夫な生活なのだ。
こちらに来たばかりのころは、あれこれ想定外の事態が頻繁に起こって、
段取り通りに仕事が進まないのが、ストレスだったのに。
すっかり炭焼き仕様になってしまっているんだな。


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空き段ボールには興味を示さないくせに、ミカン入りダンボールには入り込むキヨ。




(妻)









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by binchosan | 2016-11-03 20:19 | 日々雑記 | Comments(0)