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日向の国の備長炭 奥井製炭所 紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com

炭の出し方

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窯出しの時の炭の出し方について書いてみようと思う。

原木は一番長いもので2.3m、炭になって縮んでも1.8m位はあります。
原木は立てて窯にくべてあり、炭になっても窯の中で立っています。
その立っている炭を窯の中で一先ず倒して、狭い出し口から引っ張り出してくるのです。

炭の倒し方が悪いと、この狭い出し口からスムーズに炭を引っ張り出してくることができません。
炭は弓なりに反っているので、そのことが更にスムーズに引っ張り出すことを難しくしています。

写真は、炭を倒したところ。
窯の奥に炭が立っていて、手前に倒してある炭の木口(炭口というのか?)が出し口のほうを向いているのが分かりますか?
このように倒さないと窯の中で炭同士が絡まったりして、バキバキと強引に炭を折らないと出てこなくなります。



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窯出しに使うのは長さが5m以上はある、金属製の倒し棒と出し棒。
引っ張り出すのにもたもたしていると、倒し棒や出し棒は、窯の中の1000℃の熱で真っ赤になって、ぐにゃりと曲がってしまいます。
それもあって手早く仕事をしなくてはならないのです。

昔は、金属製の倒し棒や出し棒はなかったので、木製のものを使っていました。
そのため、窯のそばに細長い池を作っておき、何本もの倒し棒と出し棒を沈めておいて、水分を十分に含ませて窯出しに使っていたそうです。
水分を含んでいるとはいえ、もたもたしていると燃え出してしまうので、今よりも窯出しの緊張感ははるかに高かったでしょう。
昔の人の技術の高さを表すエピソードの一つです。


一昨日が窯出しでしたが、気温が高くてバテバテ。
この時期にまだ24℃もありましたから。

ショウジをやり変えて3回目の窯出し。
ようやく調子が出てきました。








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by binchosan | 2016-11-17 19:52 | 備長炭 | Comments(0)