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日向の国の備長炭 奥井製炭所 紀州備長炭、土佐備長炭と並ぶ三大備長炭の産地、日向。日向の国、宮崎県の宇納間で備長炭を焼いています。お問合せは domasama8080@gmail.com

地道だなあ

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40~50年前の林業雑誌をヤフオクで何十冊か購入、夫が熟読している。
刈払い機とかチェンソーとか集材機とかが表紙になる時代の情報が満載である。
右端の表紙が私の一番のお気に入りだ。
囲炉裏を囲む4人の山師とお給仕するミニスカートのお姉ちゃん、手前にズドンとチェンソー。
一日の仕事を終えて、ビールを飲み交わしながら、
「やっぱチェンソーすげえわ。仕事のはかが違う」
などと語り合っているのだろうか。
林業新時代を生きている夢と希望が感じられる写真である。
いいなあ、こういうの。

夫いわく、この時代は架線集材全盛期だったらしく、
うちのような零細林業家にはものすごく参考になる記事がたくさん掲載されているそうだ。
今はもう道をバーンと抜いて、大型機械でバッサバッサと切り倒して(チェンソーも使いますが)、大型トラックでブーンと運ぶ手法が主流になってきている。
会社形式にして大量生産をしている製炭所、
あるいは炭焼きと並行して杉檜の伐採も行う人ならそういうやり方でも採算は合うが、
夫婦で細々焼いているうちみたいなところは、
そんな高価な林業機械はとても買えないし、買えたとしても維持できない。
半世紀前のやり方でないと生計を立てていくのは難しいのである。

半世紀前のやり方と今のやり方の一番大きな違いは、
人力に頼る割合の多少である。
もちろん半世紀前のほうが人力度が高い。
体力も使う。疲れる。


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炭窯のクに蓄積した20年分の粘をツルハシで剥がすのに3日、
その剥がした粘土を炭窯の外に運び出して、土のう袋につめて片づけるのに3日。
全て人力の作業だ。
これを地道な作業と呼ばずになんと呼ぶのか。


(妻)









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by binchosan | 2017-07-28 21:05 | 窯仕事 | Comments(0)