栗おはぎ
2018年 09月 26日
この村に移り住んで初めて食べたものはたくさんある。
孟宗竹以外のタケノコとか(サンチク、ニガコ、大名竹などなど)、山太郎ガニ、天然の鮎、天然のウナギ、日本ミツバチのハチミツ、ハスガラ(蓮芋のこと)、、、まだまだ他にもあるような気がするけれど、思い出せない。
それぞれとても美味しいが、私が「世の中にこんなに美味しいものがあったのか」と一番感動したのは、栗おはぎだった。
今時分になると、ご近所の方が分けてくださるので、心から感謝して味わって食べる。
コンビニのおにぎり大のもち米の周囲に、栗あんがたっぷりつけてあって、贅沢極まりない。
栗の香りと品の良い甘さ、こんなに作るのに手間がかかるものをくださるなんて、なんて皆さん心が広いのだろうと毎年思う。
栗をゆでて、一つひとつ中身をほじくり出して鍋に入れ、少しの水と砂糖と塩で練り上げて作るらしいが、小豆を煮るより手間がかかるんじゃないか。
あ、でも、小豆を選り分けるところから始める人もいるからなあ、どっちが手間とは一概には言えないな。
(そうして手間をかけて作った小豆餡のお饅頭もいただきます。こちらももちろん美味しい)
私はまだ自分で栗おはぎを作る余裕はない。
おはぎを1個作るのに、いったい何個の栗を割って、中身をほじくり出さなくてはならないのか、想像しただけで気が遠くなる。
もっとおばあちゃんになって、炭焼きを半分引退したら、作ろうと思っている。
(妻)
by binchosan
| 2018-09-26 17:41
| 日々雑記