スラックライン式集材
2019年 03月 20日
移動、設置の手間を軽減するため、2胴の集材機を軽トラに直付けしました。
載せてある集材機は南西のもので、30年以上前(昭和のころ)に作られたものですが、これは探すのに時間がかかりました。
エンジンはコンバインに載っていたお古。
音が小さくて快適です。
なぜこの集材機が良いかというと、ドラムが横並びだからです。
ドラムが横並びだとファーストスナッチも横並びで設置できます。
ドラムが縦並びだと、ファーストスナッチも上下に縦に並ぶように設置します。
だいたいの場合、一本の立木の上下にずらしてとることになるのですが、適当な立木が生えているとは限りません。
ある程度太さは欲しいし、まっすぐ生えていなくてはならないし、立木のアンカーも取れなくてはならないし、フリートアングルも確保しなくてはなりません。
集材機を設置するところは、だいたい幅2メートルの作業道なので軽トラを置く場所、向きはかなり制限されるのです。
その点ドラムが横並びなら、自分の好きな場所に写真のように材を横倒しにして固定すれば、スナッチを横並びに設置できます。
集材機設置の自由度がかなり増すのです。
今回はスラックライン式集材で材を出しています。
スラックライン式集材は集材機の操作は簡単ですが、ラインの傾斜、斜面の傾斜、材の重さを考慮して線を張らないと、材の頭が上がりきらず困ったことになることがあります。
ありがちなのは、作業道直下の急斜面に材の頭が突っ込んでしまって何ともできなくなるのです。
その場合は、寄せてきた材をまとめているワイヤーを外して、荷を軽くしてから再トライすることになります。
ウラを外して寄せてきて、道では玉伐るだけなので、集材作業は早いです。
線が高く張れて、斜面の傾斜があまりきつくなければ作業効率はかなり良くなります。
犬は仕事をしている飼い主をずっと見ていますね。
山のかなり高いところで木を切っているときも、道からじっと見ている。
大したものです。
猫だとこうはいかない。
by binchosan
| 2019-03-20 05:50
| 木伐り